さて、ロスカットの決め方について、簡単に説明しましょう。
神は細部に宿るという諺あります。
例えば、前回の6547グリーンズのロスカットをどうすべきか、考えてみましょう。
1400にするのか、1404にするのか、1388にするのか、とかに拘ると良いということになります(ここでの1404、1388に深い意味はありません)。
ロスカットの弱みとは、1399が底値で反発、とかなりがちなことです。
となると、大体のロスカットを設定した後に、詳細な具体的な数値を決めるのですが、それ(=ロスカット値段)こそが重要な運命の分かれ道になります。
1400がチャート上のポイントとした場合、1399で反発した時、1401円まで下がって売り気配になってしまう時…どちらも1400円カットでは悲しい結果になります。
ロスカットの値段を1388円とするなら、前者の時に救われ、1404円とするなら後者の時に助かります。
必ず救われる道はないとしても、せめて1つのイレギュラーな動きから救われる為に、覚悟をして数値を決めること、それがロスカットを決める、ということです。
それをしなければ、『ロスカットしなければ良かった』などということが起こりやすくなります。
有名な『25日線割れロスカット』という手法があります。
25日線を割れたから、トレンドが崩れてしまい、従って売りサインになる、というものです。
これを、何も考えずに25日線の数字をそのままで機械的にやるのであれば、25日線割れて即反発とか、25日線割れる前から上手く売り逃げられ、暴落の兆候出ていたのにスルーして、暴落に巻き込まれてロスカットが遅れてしまうなど、色々なミスを犯し、利益を削られてしまいます。
生半可なロスカットを徹底すると、高値で買って安値で売る、ということが多くなり、利益を伸ばせなくなります。
これを克服するためには、チャートへの見方を進化させる必要があります。
でも、単に進化させるなどと言われても、進化のさせ方も分からず、途方に暮れてしまうだけでしょう。
ここで、私の教えを思い出してください。
ロスカットの値段を、ティック単位で決断する、これをしっかり考え続けることで、上達していきます。
25日線割れは、みんなが考えている…だからココの上で停滞してから一気に売る間も無く25日線を崩壊させながら下げる可能性を考えてみるとか、割れたと見せかけて、ロスカットを誘い、そこを仕込んでくるとか。
ポイントとなる値も25日線や大台だけでなく、直近安値(直近といっても複数想定されます)など各種ありますね。
細かいことを考えてください。
日本株式市場では、少なくとも9割の会社の株価が操作されているという噂がありますが、それらの気持ちに立って考えると良いですね。
女神より、愛を込めて。