女神です。
読者様から、お便りが届きましたので、回答します。
いつもありがとうございます。
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女神さま、こんばんは。暑い日が続きますね。ブログをいつも楽しく拝見しております。
さて、三菱UFJ銀行についてご教示いだたければと思います。
1ヶ月ほど前に675円で仕込んだのですが、下がる一方で上がる気配がありません。銀行株全体に元気がないような気もしますが、そのまま保有でいいのでしょうか。
よろしくお願いします。
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お便りは、何日か前に届いたので、1ヶ月ほど前に、というのは、6月半ばになります。
保有するかしないかは、全て自由意思に委ねられています。
超大型銘柄であり、機関投資家も多数保有していますから、答えではなく、ヒントをお伝えするに留めること、お許しください。
代わりといってはなんですが、6月半ばの675円という買いポイントについても、お伝えさせてください。
8306三菱UFJの日足チャートを観てください。
3月26日の安値を、6月1日に大幅に更新してしまっています。
また、同じ銀行株である8316三井住友FGなどの日足と比べると弱い動きになっています。
またトレンドの流れ的に1ヶ月単位で波動を形成しています。
1、そもそもチャートが一旦崩れた
2、関連銘柄より弱い動き
3、チャートリズムから日柄調整で7月初め辺りまで待つべきだった
これらのことから、6月半ばにかけての675円は、エントリーポイントとして良くなかったと言えます。
さて、今後の展開をお話します。
テクニカルとファンダメンタルの2つを観ればOKですね。
月足チャートを観てください。
2012年のアベノミクスから、安値切り上げの上昇トレンドが続いており、現在も弱いながらも崩れていないように観えます。
また、2016年は、425〜600円程度をずっと継続しています。
2018年の残りは、この2016年のような値動きになると視えます。
そして、月足チャートで三角保ち合いになるだろうことが視えます。
ですから、当分は580〜740円をウロウロとするでしょう。
決算発表が来月にあるようですが、どんな決算が出ても、株価はこのレンジ内で収まると想われるので、安い位置なら買っておくのは、決算トレードとしては悪くないのかもしれませんね。
以上は、短期〜中期の視通しです。
長期を視通したところ、決算(その他発表)に注意してください、と視えました。
何年か先の話でしょうし、その頃の株価は今よりも上昇している可能性も低くはないのですが、銀行株には歪みが溜まり始めています。
この記事にあるように、またスルガ銀行の問題もあったように、既に地銀は本業では稼げず、苦しんでいます。
本業で赤字で、有価証券投資で黒字化させているということですね。
地銀や信用金庫の時代は終わり、メガバンクもこのゼロ金利では儲かりにくくなっています。
かといって、金利を大幅に上げることは、(国債の利払いが税収を超えるなどして)死を意味します。
ですから、今のゼロ金利は暫く続くのですが、そこで損失飛ばしなどが表面化して、ある年の決算(或いは何らかのリーク)で大暴落を演じる…ということが起きる未来が視えました。
オリンピック後でしょうから、今暫くは保有しても大丈夫でしょう。
女神より、愛を込めて。