女神です。
最近の円安の話をします。
為替レートを決定するのは、複雑な要因があり、株価とは違い、人間の意思とは無関係に動くように視えます。
バタフライ効果があり、無意識の行動が大きな違いとなって現れたりして、意思の思う通りには動きません。
ですが、後から振り返りますと、『大きな金額の動き』によって説明がつく時もあります。
以下を観てください。
日本人マネー、1〜3月期50兆円に迫る 目指すは米ローン担保証券
内容は中級者向けで、知識がないと難しく感じると想いますが、『記録的な水準』『異例に高い需要』『約50兆円』『CLOの最高格付け』といった部分は理解できるでしょう。
日本の投資家が、50兆のアメリカの高格付けの債券を買っていて、それは記録的な水準にあるというわけです。
1〜3月期でも4兆円であり、この金額となりますと、為替レートを円安ドル高へ動かすのに十分なパワーとなります。
文中では、これが何らかの世界的なイベントで逆流したら、CLO市場が動揺してとか書いてあるのですが、優れた投資家は、それは無視します。
何らかの世界的なイベントなるものは、未来を視通す力がなければ予測不可能ですからね。
大切なことは、記録的な水準にあるのだから、ココから先に更に円安ドル高に向かう余地は少ないかもしれない、ということです。
もちろん、他にも円安ドル高要因はありますが、1つの大きな要因は(CLOの)バブルでない限り、なくなったのですね。
この記事を視て、為替レートの波動を感じ取れればOKです。
ところで、周りにCLOに投資している人はいますか?
日本人が50兆の投資をしているって、1人当たり50万を投資しているってことですよね?
恐らく周りに投資している人など、いないでしょう。
では、一体誰が投資しているのでしょうか?
それは、金融機関であり、機関投資家です。
また、プライベートバンクを利用する一部富裕層にも話が来ています。
今年は、世界の株式がバブルになる可能性があったのですが、2月からの下げで可能性が低くなってしまったため、ならば安心な債券だ!となり、(元々買われていましたが)余計に需要が高まったのでしょうね。
これらの投資は、すぐには円転されませんので、円高に大きく進むことも難しいですし、更なる円安方向にも行きづらいとなります。
因みに、私はCLOは投資していません。
世界中の株式を持っていれば、何の問題もありませんからね。
さて、先週辺りに『今は為替に注目してください』とお伝えしましたが、そろそろ新しい局面(=為替以外)へと向かうわけです。
今は、本当に世界が大きく動いています。
10年後は、ガラリと雰囲気が変わっているでしょう。
永続的な聖行(=愛)のためには、常に世の中の半歩先を視据える必要があります。
愛しましょう。
女神より、愛を込めて。